【新唐人2012年6月13日付ニュース】6月10日、中国湖南省の民主活動家・李旺陽さんの死亡真相を求め、香港では大規模デモ活動が行われました。香港民間人権陣線など30の民間団体が呼びかけた今回のデモには、香港市民およそ25000人が参加しました。
今回デモのテーマは李旺陽氏死亡原因の真相究明、および「殺人政権」の責任追及。主催者側は参加者に黒い衣装に花を持って中聨弁前で、死者を追悼するよう呼びかけました。
午後3時半、チャーターロード(遮打道)で集会のあと、デモ隊は中国駐香港連絡弁公室(中聨弁)に向かいました。
李さんの遺体が当局によって火葬されたことは、香港市民の強烈な怒りを招きました。 “殺人政権を打倒せよ”、“共産党を打倒せよ”、“香港に共産党は要らない”などのシュプレヒコールが巻き起こり、殺人政権の共産党に真相調査を求めています。
デモに参加した香港小学生
「(李さんの)死は怪しいです。彼らが殺したのでしょう」
香港の学生
「この事は香港人であれば、良識のある人であれば立ち上がって抗議すべきです」
多くの人は頭に“天が共産匪賊(ひぞく)を滅する”、と書いた鉢巻を着用。“中共は殺人党”だと怒りを隠せません。
香港市民 麦さん
「共産党は人類と政党ではない、共産党は人民の血を吸っている、人民の金を騙し取る共産党とは最後まで戦います」
デモ隊が中聨弁前に到着したものの、警察が道路を塞いでいるため、一時対峙する場面もありました。一部の人が中聨弁を取り囲みました。
一部のデモ参加者が警察の壁を突き破り、中へ突進するなどで衝突が発生。また、怒った市民が中国国旗を燃やす場面もありました。“共産党を打倒せよ”と叫ぶ人もいました。警察当局はデモ隊に胡椒の入ったスプレーをふりかけるなどで、鎮静を図りました。参加者の女性が強制的に運ばれていく場面もあり、不調を感じて倒れこむ人も現れました。主催者側は、警察当局による妨害を強く非難しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)